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2007年06月16日

中形染

 ゆかたの中形の名前の由来については、大絞または小絞に対するものとして使われたともいわれていますが、これは中柄物の意味で用いられることが多かったようです。現在の中形は中柄だけでなく、大柄もあれば小柄もあります。
 中形染(ちゅうがたぞめ)はすでに江戸時代に作られていました。このころは、中形染といっても、必ずしも藍地や白地のものばかりであったわけでなく、また、入浴後にだけ着るものとして用いられたわけではありませんでした。
 明治時代になってから、ほとんどの中形が藍地や白地になり、これらは入浴後に着られることが多くなりました。そして、上下の階級を通じて、気安い訪問や買い物などのさいにも着て歩くようになりました。
 中形の素材は本来は木綿(もめん)であり、岡木綿(おかもめん)が一般的に織られていますが、高級品には縮(ちぢみ)があり、夏用として「ボイル」などの織り方のものもあります。また、絹、麻などが中形に染められ、好みによっては「ちりめん」や「ひらろ」の生地(きじ)も使われることもあります。
 岡木綿の名前の由来は、もともとは栃木県真岡市近辺の農村の副業である細糸織木綿の集荷地であったが、1886年名古屋の商人が舶来綿糸を使ってこれをまねて製織し、岡木綿と名づけたのが始まりでした。その後、愛知県一円の製織額があがり、さらに埼玉県をはじめ各地でもこの木綿を生産するようになりました。
 中形の名称はその染め方によって長板本染(ながいたほんぞめ)、注染(ちゅうせん)、籠(かご)付、風光(ふうこう)などに分類されますが、このうち長板本染中形は今後廃絶するおそれがあるので、文化財保護委員会はこれを無形文化財に指定しています。
posted by yukara at 23:59 | 中形について

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